映画は映画館へ年数回程度観に行くのですが、
会員カードのポンイントでの特典に[1200円で１本鑑賞可能]があって、
その期限が３月末。もったいないので１本観るかなぁと思い、
友人からお勧めの映画「この世界の片隅に」を観に行ってきました。

のん様演じる主人公の【すずさん】ドジでマイペースで絵が大好きな人です。
周りを明るくして、ハニカム姿がとても可愛らしい。
しかし時代は戦争に突入し、
住んでいる場所（広島県呉市）での生活も変化してゆきます。
この映画、決してお涙頂戴の大感動作品ではありません。
また戦争の悲惨さを描いた反戦映画でもありません。
ずずさんは色々な状況に翻弄されながらも、日常をたんたんと生活してゆきます。
この映画の凄いと言う一点は、
戦争と言う異常な中での日常がどんなものだったかが、
凄くリアルに正確に描かれてる点です。
たぶんその当時呉市に住んでいた人が見れば一番共感したと思われます。
物語の終盤では凄く悲しい状況に陥りますが、
それでも日常は続いてゆくのです・・・

大感動するわけではないと書きましたが、
【とても記憶に残る映画】だと思います。
最初は話題作でもなく少ない上映館数だったものが、
次第に人気が盛り上がり沢山の映画館で上映されるようになった作品です。
絶対超お勧め！！感動間違いなし！！・・・ではありませんが、
観て損のない映画だと思います。興味と時間がある方は是非。